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技能競技大会を活用した人材育成とその効果について

技能競技大会とは・・・技能五輪全国大会や、若年者ものづくり競技大会等を指します。

技能競技大会を活用する意義

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競技大会を活用した人材育成の効果

  1. 企業で必要な高度な技能の修得・・・・・(OJTでは困難な技能の習得に効果)
  2. 工夫し問題解決する能力の育成・・・・・明確な目標のもと競技課題に取り組む
  3. 忍耐力の涵養
  4. 継続して取り組むことによる技能伝承の効果

技能五輪参加者の声

Q1. 自身の技能が急激に伸びたと自覚したきっかけは?

  • 実務4年の頃(20代前半)『技能五輪大会等の競技大会に参加したとき』
    ・・・28%
  • 実務10年の頃(30代)『指導者として技能大会に参加したとき』
    ・・・・・・17%
  

Q2. これまでで役に立った講習会は?

  • 『競技大会向けの講習会』・・・26%
  • 『企業内の訓練校』・・・・・・24%
  • 『OJT』・・・・・・・・・・・13%

> > > 以上のことから、競技大会を活用することで、スキルアップの3段階を踏むことが可能となります。

スキルアップの3段階

  1. 競技大会向けの訓練
  2. 競技大会への参加
  3. 競技大会へ指導者として参加

事例研究にみる技能五輪大会の役割と効果

事例1.製造メーカーの場合

  1. 参加の目的
    1. 若手技能者に日本一、世界一に挑戦させ、最高レベルの技能を幅広く体験させる
    2. 厳しい訓練を通じて、人格的にも優れた将来のトップ技能者、指導者を育成する
    3. トップ指導者を「核」として職場全体の技能レベルの底上げを図る
    4. 継続することにより技能の継承を図る
  2. 参加意義
    1. 若年者への「ものづくり教育」に絶好の機会となる
    2. 短期間に日本一・世界一を目指すことができる
    3. 他社、他国との熾烈な競争でレベルが高い
    4. 課題作品に対して評価が客観的であり、公平、公正である。
    5. 公的機関の開催で歴史と権威がある
    6. 時代のニーズにより競技内容が変遷している
    7. 目的意識の醸成と達成感を味わえ、更なる向上心の醸成に役立つ
  3. 効果
    1. 自身のスキルアップ、思考力、対応力が図られる
    2. 若手指導員の人を指導する教育の場となる
    3. 訓練のプロセスを通じて自動的に技能を伝承できる
    4. 継続参加により職場での技能伝承の仕組みとなる
    5. 職場、事業所が明るくなり活性化する
    6. 職場のモラル・モチベーションの高揚
    7. 金メダルは、更なる向上やステップアップの動機となり、金メダル以外は悔しさをバネに職場での活躍を期待するなど、メダルの色に関係なく教育効果を高める

事例2 建設業関係団体

  1. 参加意義
    1. 若手技能者に夢や希望を与えるよい目標となる
    2. 短期間に高度な技能を修得できる(3ヶ月の練習で5年間以上の技能修得)
    3. 人間形成の場である
    4. 地域で指導者が育つ
    5. 県内地域の組合も団結力が生まれる
    6. 開催地では一般市民への広報活動となる
  2. 効果
    1. 全国大会への高校生の出場が増えている
    2. 卒業生が業界に就職する(意欲ある若手の採用の場となる)
  3. 課題
    1. 対象年齢の若手がいない
    2. 練習費用の負担
    3. 指導者の不足(出場者が限定される)
 

事例3 専門学校

  1. 参加意義
    1. 学生に努力目標を与える
    2. 学生に優れた技能に触れる機会を提供する
    3. 学生に技能の重要性、必要性をアピールする
    4. 学生にチームワークを身につけさせる
    5. 学校の技術力の高さをアピールする
    6. 学科教員としての学科の方向性を確認する
    7. 日本一になって世界に挑戦する
  2. 大会出場へのチャンス
    1年生・・・若年者ものづくり競技大会
    2年生・・・技能五輪全国大会
  3. 効果
    1. 技術力や人間力の向上により就職につながる
    2. 技能五輪全国大会の課題をもとに、学校のカリキュラムの確認ができる
    3. 大会参加選手OB等とのつながりができる
    4. 学校案内に大会での成績を載せること等により、学校の広報ができる