5月19日(水) 山形市立第六中学校に行ってきました!
職種は「畳製作」
ものづくりマイスター:増川 秀雄 さん、佐藤 康徳 さん、富山 晃 さん
ご指導のもと「ミニ畳つくり」に挑戦しました。
今年度初の体験教室

2年生のキャリア学習の一環で「職業人講話」という
職業について学ぶ時間に実施しました。
造園・電子機器組立て・和裁・塗装・建築大工・畳製作・建具製作
・菓子製造・左官・ITの10職種を同時実施

生徒のみなさんからは、これらの職種の中から興味のあるものを選び、
体験してもらいました

畳製作職種では「ミニ畳」を作ります


今回も人数が多いので、午前と午後に分けて実施

畳に興味のあるたくさんの生徒の皆さんが参加してくれました


はじめに、畳の構造について教えていただきました
畳は「畳床(たたみどこ)」、「畳表(たたみおもて)」、「畳縁(たたみべり)」からできています


「尺(しゃく)」、「寸(すん)」という単位を聞いたことがありますか?
現在は、「メートル」、「センチメートル」、「ミリメートル」で表す「メートル法」が
使用されていますが、昔は「尺」、「寸」、「分(ぶ)」という単位で表す
「尺貫法(しゃっかんほう)」というものが一般的に使われていました

畳職人は今でもこの「尺貫法」を使って長さを表します

畳職人だけでなく、住宅に関わる職人さんたちもほとんどが使っているのです

これは、日本の住宅は昔から尺貫法を使って寸法を決めていたため、それを
メートル法で換算すると数字が細かくなり表しにくくなるからなのだそうです

一般的な標記は「何センチ何ミリ」ですが、職人さんの間では「何尺何寸」で
やり取りをしているのです



畳縁にはこんなにかわいい柄もあります

マイスターさんは、この畳縁で作ったオリジナルスマホケースを使っていました


実際に畳を縫うところを見せてもらい、生徒の皆さんにもチャレンジしてもらいました

でも、分厚い畳床に針を通すのはとっても力のいる仕事

みんなだいぶ苦戦していました



ミニ畳つくりは、小さな畳床に畳表をかぶせて、畳縁をタッカーで貼り付けて
いきます

畳縁がまっすぐになるように調整しながら慎重に...

マイスターさんのサポートのおかげで、
全員が完成しました!(完成写真取れませんでした...ごめんなさい
)

畳の材料である「い草」には、精神をリラックスさせる効果があるそうです

また、畳の部屋で勉強すると、集中力が持続し学習効率が上がるという検証結果が!
中学生の皆さん、和室での学習をオススメします!

畳は日本にしかありません!
日本の文化に畳は欠かすことができません!
ものづくりの楽しさに加え、畳の大切さも学ぶことができた講座となりました

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